Koyoはジェイテクトのベアリングブランドです

Message

社長メッセージ

皆さん、こんにちは。
ジェイテクト社長の佐藤です。

長年に渡り、Koyoブランドをご愛顧賜り、
誠にありがとうございます。

厚く御礼を申し上げます。

1921年にKoyoブランドが誕生し、
今年で100年という節目の年をむかえることが出来ました。

これもひとえに、先輩の方々が外国製品に負けないよう、
もっと良い性能、
もっと良い品質、
もっとお求めやすい価格、
つまり、“良品廉価”を追求しつづけ、
販売店の皆様方にも支えられ、お客様にご愛顧賜って参りました。

現在もなお、弊社においてKoyoブランドは大切なブランドであり、
重要な役割をになっております。

さて、昨今、“100年に一度の大変革期”と言われますように、
急激なITの進化に伴い、人々のライフスタイル、産業構造が大きく変化しております。

正に節目の100年と言えます。

この急激な変化に、迅速に対応し
真のNo.1&Only Oneを実現していかなければなりません。

世のため、お客様のため、
全員がカイゼンの歩みを止めることなく
右肩上がりに成長しつづける
“年輪経営”を目指して参りますので
Koyoの未来・新たな100年にご期待下さい。

引き続き、Koyoブランドをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

取締役社長

History

100年の歴史

01

日本を代表するベアリング メーカーへ

(良い品質で大量に生産するための加工技術の向上)

1921

光洋精工社を創立(IKF)

ベアリングの生産を本格的に開始

1933

複列玉軸受と円すいころ軸受の生産を本格化

1935

光洋精工株式会社を設立

1937

Koyoミシン(後に転がり軸受を採用)の生産販売を開始

1943

圧延機ワークロール用四列円すいころ軸受を開発

1946

光洋販売株式会社を設立

1949

圧延機バックアップロール用四列円すいころ軸受を開発

1952

ウォーターポンプベアリングを開発

モータリゼーションの進展に伴い自動車部品専用のベアリングが求められ、ジェイテクトはウォーターポンプ用に信頼性と組立性とに優れる軸付き複列軸受を開発しました。以降、用途ごとの専用ベアリングの開発が進められ、自動車の性能向上に貢献しています。

1957

多段圧延機バックアップロール用円筒ころ軸受の量産開始

1958

AMERICAN KOYO CORPORATION設立
東部光洋会結成

1959

新幹線用高速車両用軸受を開発

1961

登録商標をIKFからKoyoへ変更

1962

中央研究所開設
東部、中部、九州各光洋ベアリング販売を設立
総売上高で業界トップの座を占める

1963

ヨーロッパ光洋を設立

1964

オーストラリア光洋・ドイツ光洋を設立

1966

カナダ光洋・タイ光洋を設立

1968

中国光洋ベアリング販売を開設

円すいころ軸受(HI-CAP®)の生産開始

1969

光洋メキシコを設立

建機用ドライブシャフトを生産

1972

光洋イギリス・光洋シンガポール・光洋ブラジルを設立
国内9つの光洋販売体制を設立

圧延機バックアップロール用四列円筒ころ軸受を開発

1975

光洋フランス・フィリピン光洋を設立

1978

光洋スペインを設立

真空用玉軸受を開発

02

多様化した用途に適した製品開発の進化

1979

光洋オランダを設立

1981

光洋スカンジナビア・光洋アメリカを設立

1982

高速オルタネータ用玉軸受を開発

自動車の電動部品の採用増加に応えるため、発電能力を高めた小型で高速回転のオルタネータが求められました。ジェイテクトは高速回転および高温での耐久性を高めたオルタネータ用玉軸受を開発し、自動車の信頼性向上に貢献しています。

1983

光洋協力会設立(会員会社60社)
光洋ラテンアメリカを設立

低トルク円すいころ軸受(LFT®)を開発
第二世代ハブユニットを開発

1984

セラミック軸受を開発

ジェイテクトは世界で初めてセラミック材料を使った軸受の商品化に成功し、高温、腐食、真空などの特殊な環境・条件での軸受の用途が拡大しました。特殊な環境で性能が優れるセラミック軸受は、その後の特殊環境用軸受“EXSEV®(Extreme Special Environment)シリーズ”の商品化に至っています。

1988

中部光洋ベアリングを設立

連続鋳造設備用二分割軸受ユニットを開発

1989

国分技術本館竣工

1990

光洋イタリア設立

ABSセンサ内蔵ハブユニットを開発

2個のホイール用軸受を一体化したシール付複列軸受の開発以降、周辺部品との一体化を進め、小形・軽量化に応えるのみならず組込み後に安定した軸受性能が得られるようになりました。さらに、車輪回転速度を検出するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)センサを内蔵するハブユニットは、自動車の安全走行の向上に貢献しています。

03

グローバル事業展開の推進

(開発~生産拠点の一貫)

1992

東京湾アクアライントンネル掘進機用超大型
旋回座軸受(7.2m)を納入

東京湾アクアラインでは、大形船舶の航行と羽田空港を離着陸する航空機の障害とならない大型の海底トンネルが建設されました。当時世界最大径(14.14m)の大型トンネル掘削機に、超大型旋回座軸受が使われました。その後、陸上輸送に支障ない分割型超大型旋回座軸受が開発されています。

1993

ISO9002認証取得(国内7工場)

長寿命KE軸受を開発

1995

光洋販売株式会社を設立

1996

ISO9001認証取得

半導体製造装置用クリーンプロ®ベアリングの開発

1997

欧州テクニカルセンター開設(オランダ)

ターボチャージャー用セラミック軸受を開発

ジェイテクトは、世界で初めて玉にセラミックを使った自動車用ターボチャージャー用軸受を開発しました。高温用内外輪および保持器の材料も使い、高速回転・高温での要求性能に応えています。また、セラミックころを使った針状ころ軸受が、最高峰のレース用オートバイにも使われました。

500系新幹線に軸受を納入

営業最高速度300km/hを実現し、世界の高速鉄道の先駆けとなった日本の新幹線。初代0系新幹線への納入以降、鉄道車両用軸受の小型・軽量化を進め、低昇温化技術を開発。軸受は半年にも及ぶ長期の耐久評価試験を行い、品質を確認。このような取り組みで、新幹線の高速化と信頼性の向上とに貢献しています。

1999

ISO14001認証取得

700系新幹線に軸受を納入

2001

新潟コーヨー・静岡コーヨー・光洋日軸を設立

2002

四分割超大型旋回座軸受(8.37m)を納入

工作機械主軸用ハイアビリー®軸受を開発

高速性・高剛性・低昇温性に優れるハイアビリー軸受®は、工作機械の複合化・高効率化に貢献しています。また、高速回転でのグリース潤滑が可能となることにより、オイル飛散による環境悪化を低減しています。さら昇温を抑制する軸受を開発し、加工精度の向上に貢献しています。

2003

一方クラッチ付オルタネータプーリを開発

2005

中国に現地法人設立

2006

ジェイテクト発足

長寿命プラネタリ用針状ころ軸受を開発

低トルク円すいころ軸受(LFT®-Ⅲ)を開発

軸受内部への潤滑油流入制御の設計思想を軸受に初めて採り入れたLFT®-Ⅲは、使用条件に合わせた最適設計で必要寿命/剛性を確保しつつ、大幅な回転トルク低減を実現し、優秀省エネルギー機器表彰で「経済産業大臣賞」を受賞しました。 そして、その設計思想はさらに進化を遂げ、LFT®-Ⅴに受け継がれます。

2007

風力発電装置用大型絶縁セラミック玉軸受を開発

2009

圧延機ロールネック用長寿命・高耐食性軸受を開発

ジェイテクトは、1943年に圧延機ロールネック用四列円すいころ軸受の初めて国産化に成功しました。重荷重・高速回転および過酷な環境で使われるロールネック用長寿命・高耐食性軸受は、圧延機の効率性向上と安定操業に貢献しています。以降、長寿命・高耐久製品の『JHS®(ジェイテクト・ハイパー・ストロング)』のシリーズ化に至っています。

圧延機駆動軸用負荷防止装置(ハイパーカップリング®)を開発

圧延操業での異常時には圧延機の駆動系で過大トルクが発生し、モータ・減速機などの駆動装置に大きな損傷を与える場合があり、稼働率の低下と保全工数の増加を招きます。ハイパーカップリング®は、過大トルクの伝達を開放する構造、適切な作動面の表面仕様などによって、作動精度と耐久性の向上を実現し、圧延操業の安定稼働に貢献しています。

2010

アメリカTIMKEN社のニードル軸受事業を買収
多段圧延機バックアップロール用高性能密封円筒ころ軸受を開発
超高速アンギュラ玉軸受(dmn 値400万対応)を開発

04

更なる成長への挑戦

2012

大形軸受センター・JTEKT伊賀試験場を開設

2014

光洋販売と合併

高速回転プラネタリ用保持器付き針状ころ軸受を開発

2016

軸受ブランドKoyoタグラインの制定
JTEKT EUROPE S.A.Sテストコース開設

高速回転対応玉軸受(高剛性樹脂保持器)を開発

超薄肉玉軸受(高負荷容量タイプ)を開発

2017

ベアリング製品情報サイト開設

NEWクリーンプロ®ベアリングを開発

半導体などの高集積化が進んだ製造工程では、微小な発じん(塵)も許されない高い清浄度の軸受が求められています。潤滑成分を配合した特殊コーティングを施したクリーンプロ®ベアリングは、発じんを極限にまで減少し、製品の歩留まりや品質の向上に貢献しています。また、軸受の寿命向上によって、製造装置の稼働率が向上しています。

2018

多段圧延機バックアップロール用高性能円筒ころ軸受の開発

2019

長寿命NK軸受を開発

2020

超高精度軸受PRECILENCE®を開発
低トルク円すいころ軸受(LFT®-Ⅴ)を開発

100th MOVIE

100周年映像

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