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NHK「超絶 凄ワザ!」で特集 ~スケートボード用軸受~

7月25日、NHK「超絶 凄ワザ!~東京2020全力応援!望結の2年後が楽しくなるツアー~」において、ジェイテクトが「スケートボード用軸受」の開発に挑戦する様子が放送されました。

番組では、東京オリンピックで新種目として採用されたスケートボードの軸受(ベアリング)に焦点をあてた凄ワザに挑戦。選手の要望を取り入れ、現行比トルク約1/10という大幅なトルク低減を達成し、新たに開発した軸受で、高難易度の技「バックサイドヒールフリップインディ」の成功に貢献しました。

今後、今回開発した軸受に使用した技術を盛り込んだ商品の展開を検討してまいります。

「スケートボード用軸受」市販品(鉄玉)/開発品(セラミック玉)

1.スケートボード用軸受について

スケートボードにはウィールと呼ばれる車輪4つにそれぞれ2個の軸受(合計8個)が使用されています。スケートボード選手にとって、「軽く回る」、「なめらかに回る」、「乗り心地」といったフィーリングが非常に重要で、低トルクの軸受にすれば、これらのフィーリングを向上させ、競技終盤までスピードが落ちにくく、より難易度の高い技に挑戦することが可能となります。

2.製品の特長

  1. 内部設計の最適化を行い、転がり抵抗を低減
  2. 高精度セラミック玉の採用により、より真球度を向上し、表面粗さを低減
  3. 内外輪と保持器には特殊な表面処理を施した。
    ・内外輪に高硬度の表面処理にすることで耐焼付性と耐圧痕性を向上
    ・保持器に表面処理をすることで保持器と玉間のすべり摩擦を低減
  4. 軸受精度はABEC7(JIS 4級相当)を適用

製品の特長

回転トルクの比較

<回転トルクの比較>

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