円筒ころ軸受 - シリンドリカルローラーベアリング

円筒ころ軸受はころと軌道が線接触をしているのでラジアル負荷能力が大きく、重荷重・衝撃荷重に適します。

また、構造上、高精度加工を施しやすいので、高速回転に適します。

内輪又は外輪が分離形であるため、取付け・取外しが容易です。

円筒ころ軸受の種類

単列円筒ころ軸受

NU・N形はハウジングに対する軸の軸方向移動を一定の範囲内で許容できるので、自由側軸受として最適です。

NJ・NF形は一方向の、NUP・NH形は両方向のある程度のアキシアル荷重を負荷できます。

Rタイプ円筒ころ軸受は標準シリーズと同じ主要寸法をもつが、内部諸元を変更して定格荷重を増大した軸受で、補助記号「R」を付けています。

複列円筒ころ軸受

複列円筒ころ軸受には内径円筒穴とテーパ穴とがあり、テーパ穴の軸受は押し込み量を調整することにより所定のすきまを得ることができます。

また、外輪に油穴・油溝を設けた軸受もあり、呼び番号の後に補助記号「W」を付けています。

この軸受はラジアル荷重に対する剛性が高いので、工作機械の主軸などに多く用いられています。

適用保持器・用途・分野について

主な適用保持器

  • 打抜き保持器(Z形)
  • 銅合金もみ抜き保持器
  • ピン形保持器
  • 合成樹脂成形保持器

主な用途

中・大形電動機、トラクションモータ、発電機、内燃機関、ガスタービン、工作機械主軸、減速装置、各種産業機械、荷役運搬機械など。

ベアリングの仕様

主要寸法

標準シリーズ品はJIS B 1512に準じている。

標準保持器形式

単列円筒ころ軸受

  • 打抜き保持器(補助記号://) 適用範囲は表1参照
  • 合成樹脂成形保持器(補助記号:FG) 適用範囲は表1参照
  • 銅合金もみ抜き保持器(補助記号:FY) 適用範囲は表1参照

(その他、用途によっては、リベットレスの銅合金もみ抜き保持器(LY)も用いることがある。)

複列円筒ころ軸受

  • くし形銅合金もみ抜き保持器(補助記号:FY)
  • 分離形銅合金もみ抜き保持器(補助記号:FW)...5級以上の高精度軸受に適用

許容傾き角

単列円筒ころ軸受に許容される傾き角は軸受の形式と内部仕様により異なる。
一般的には下記の値が見込める。

1)通常使用の荷重条件で、Pr/Crが8%程度の場合

0.0006 rad(2')~ 0.0009 rad(3')

2)1)よりも荷重条件が小さく、Pr/Crが5%程度の場合

0.0012 rad(4')
※特に大きい許容傾き角が必要な場合はJTEKTにご相談ください。

等価ラジアル荷重

動等価ラジアル荷重
静等価ラジアル荷重

許容アキシアル荷重

内輪・外輪ともに案内つばをもつ円筒ころ軸受はある程度のアキシアル荷重(NJ・NF形は一方向、NUP・NH形は両方向のアキシアル荷重)を負荷できる。

許容アキシアル荷重の求め方は次の情報を参照ください。参照:円筒ころ軸受の許容アキシアル荷重

寸法表・技術計算ツール・CAD図ダウンロード

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