「JR東日本気仙沼線BRT*における自動運転バス試乗会(報道公開)」について
- 商品・技術
株式会社ジェイテクトは、自動運転バスの実用化に向けた実証実験の一環として2021年9月13日に開催された「JR東日本気仙沼線BRT*における自動運転バス試乗会(報道公開)」に、当実証実験の参画企業として参加いたしました。
今回の試乗会(報道公開)は、次世代の公共交通を支える交通手段として、2018年度から関係各社で自動運転バス実用化に向けて実証実験を重ねてきた成果を、乗り心地や安心感などを含めて地域住民の方をはじめ、多くの方に知っていただくことも目的として開催される試乗会(2021年9月14日~19日)に先駆けて開催されました。
当社から提供した操舵アクチュエータは、油圧パワーステアリングシステムの特性を加味した制御最適化の機能を有しています。また、実験車両は、搭載された自動運転制御装置により、ルート上に埋設された磁気マーカを活用して自車位置を把握し、事前に設定された走行軌跡と照らし合わせて操舵、アクセル、ブレーキ操作を実施し、既定のルートを走行しました。(最高速度60Km/h)BRT*専用道の柳津駅・陸前横山駅では、正着制御(ホームに近づいて並行して停止するよう自動制御)も実施されました。
*バス高速輸送システム(Bus Rapid Transit)
自動運転バス試乗会(報道公開)の概要
■日時:2021年9月13日(月)9時30分~13時15分/12時00分~15時35分
■開催場所:JR東日本気仙沼線BRT柳津駅~陸前横山駅間
【実験車両(BRT営業車両と同型)】 【実験車両のステアリングシステム構成】
【当実証実験の参画企業】
東日本旅客鉄道株式会社、先進モビリティ株式会社、愛知製鋼株式会社、京セラ株式会社、京セラコミュニケーションシステム株式会社、株式会社ジェイテクト、ソフトバンク株式会社、日本信号株式会社、日本電気株式会社、BOLDLY株式会社
今後の当社の取組み
当社では、今回の実証実験における実験データの解析を通して、技術、精度、社会的受容性に係る課題解決に向けた取組みを更に促進し、関係機関と協調しながら、実用化と普及の加速を図ってまいります。
また、自社で所有している実験車両を使用した各種実証実験への参画にも取組んでまいります。