トランスミッションは、エンジンからの駆動力を変速して駆動軸などに伝える装置です。
一般に、トルクコンバータ、変速や前進・後退を切り替える変速機構、変速機構を制御する油圧装置、または電子制御装置から構成され、様々なベアリングやオイルシールがその特長に合わせて組み込まれています。
近年では、極寒冷地を含めた全世界への対応と燃費向上、軽量コンパクトであることが求められ、-40℃でも使用可能なシールや応力解析により構造を最適化したベアリングなど、数多くの部品で貢献しています。
ATの変速機構やCVTの前進・後進切り替え機構で使用される、プラネタリギヤ機構で使用されるベアリングです。プラネタリギヤでは高速運転時に高い遠心力が発生しますが、特殊熱処理のシャフト、高強度保持器のケージ&ローラーの採用により長寿命化と低トルク化を実現しています。