【技術計算ツール】すきま計算の使い方を教えてください。
本ページではジェイテクトが提供する、ベアリングの技術計算ツールについて説明しています。
技術計算ツールは以下のリンクからご利用いただけます。
すきま計算について
すきま計算に必要な諸元データの説明を行います。
初期すきま
プルダウンからすきま記号(CN、C3・・・)を選択することができます。または軸受の組込み前のすきまを入力してください。
精度等級
プルダウンから精度等級を選択すると、内輪と外輪の公差が決まります。それによって、それぞれの公差の最大値と最小値が入力されます。または任意の値も入力できます。
軸はめあい
プルダウンから公差域クラス(n6,p6・・・)を選択すると、軸の公差域が決まります。それによって、軸と内輪はめあいの最大値と最小値が入力されます。または任意の値も入力できます。
ハウジングはめあい
プルダウンから公差域クラス(H6,G7・・・)を選択すると、ハウジングの公差域が決まります。それによって、ハウジングと外輪はめあいの最大値と最小値が入力されます。または任意の値も入力できます。
運転温度
個々の部品(内輪、外輪、転動体)の運転時の温度が分かっている時にはそれぞれの温度を入力してください。
わからない場合は外輪温度のみ入力してください。
その場合、内輪と転動体の温度は次式により自動設定します。
なお、外輪温度に入力がない場合は温度の影響を考慮しないものとして20℃(常温を想定)に設定します。
運転温度が T≦ 20℃の場合 |
内輪温度 = 外輪温度 |
---|---|
転動体温度 = 外輪温度 | |
運転温度が 20℃<T≦100℃の場合 |
内輪温度 = 外輪温度+5℃ |
転動体温度 = 外輪温度+10℃ | |
運転温度が T>100℃の場合 |
内輪温度 = 外輪温度+10℃ |
転動体温度 = 外輪温度+20℃ |
はめあい面の仕上げ
軸外径面、軸箱内径面の仕上方法を選択してください。
それぞれの仕上方法を考慮して有効しめしろを計算します。
ベアリング素材を変更する
外輪・転動体・内輪の材料をプルダウンから選択してください。
軸の追加条件を変更する
1.軸が中空軸の場合、『軸の内径』を入力してください。
初期状態では、中実軸として扱うため、『0』が入力されています。
2.軸の材料をプルダウンから選択してください。
軸箱外径(ハウジングの追加条件を変更する)
1.ハウジングの外形を入力してください。
初期状態では、ハウジングの剛性を考慮しない想定で計算するため『99999.9』が入力されています。
2.ハウジングの材料をプルダウンから選択してください。
ベアリング選定にお困りの方へ
どのようなベアリングを選んでよいかわからない場合、あるいはより最適なベアリングへ変更したいというお客様はジェイテクトへお問い合わせください。