CTスキャンなどに使用される回転陽極X線管では、ベアリングが真空・高温で使用されるために銀などの軟質金属を潤滑剤に用いたベアリングユニットが採用されています。
磁気共鳴診断装置(MRI)に使用されるモータには、磁気に影響されないセラミックベアリングが使われています。
CTスキャンでは、断層撮影機器を搭載したスキャナ本体の回転を支える旋回部分にベアリングが使用されていますが、ジェイテクトの旋回座ベアリングは、セラミックボールと特殊保持器の採用で電食防止、高速回転性に加え、患者の心理負担を減らして頂くため静粛性にも配慮した構造となっています。