円すいころ軸受 - テーパーローラーベアリング
円すいころ軸受は、内輪・外輪の軌道面ところの円すい面の頂点が軸受の中心線上の一点で交わるように設計されており、メートル系列品の他にインチ系列品も多いベアリングです。
重荷重や衝撃荷重がかかる用途に適しています。
円すいころ軸受は、内輪・外輪の軌道面ところの円すい面の頂点が軸受の中心線上の一点で交わるように設計されており、メートル系列品の他にインチ系列品も多いベアリングです。
重荷重や衝撃荷重がかかる用途に適しています。
ラジアル荷重と一方向のアキシアル荷重とを同時に負荷できます。この軸受にラジアル荷重がかかると軸方向分力を生じるので、2個を対向させるか、2個以上を組合せて使用します。
接触角の違いにより、並・中・急こう配形があり、メートル系列の中こう配形には補助(接尾)記号「C」を付けています。
補助(接尾)記号「J」を付けた軸受は、外輪幅、外輪小端径及び接触角が ISO355の規定に一致しています。
従って、同一呼び番号の軸受の内輪組立品と外輪とはそれぞれ国際的にも互換性があります。
フランジが外輪外径に円環状に付き、このフランジを利用して 軸方向に位置決めができます。ハウジングへの取付けが簡単になります。
1個の複列外輪と2個の単列内輪をもつ外向き(TDO形)と2個の単列外輪と1個の複列内輪をもつ内向き(TDI形)とがあり、いずれもラジアル荷重と両方向のアキシアル荷重を負荷できます。
また、モーメントも負荷できるが、その負荷能力は、作用点位置寸法(a)の長い外向き(TDO形)の方が大きい。
内輪間座(TDO形)又は外輪間座(TDI形)は、軸受を組立てたときに所定の内部すきまを得られるように、あらかじめ寸法調整されています。
複列の軌道をもつ外輪と2個の単列内輪とを組み合わせています。ラジアル荷重と両方向のアキシアル荷重を受けることができます。また、大きなモーメントを受けることもできます。
複列の軌道をもつ内輪と2個の単列外輪とを組み合わせています。ラジアル荷重と両方向のアキシアル荷重を受けることができます。モーメントを支える能力は外向き(TDO形)と比べて劣ります。
前輪、後輪、トランスミッション、デフピニオン。
工作機械主軸、建設機械、大形農業機械、鉄道車両減速歯車装置、圧延機ロールネック及び減速装置など。
メートル系列単列円すいころ軸受......JIS B 1512に準じている。
〔備考〕
JIS B 1514-1に準じている。
BAS 1002に準じている。
ABMA19に準じている。
特殊規格
〔備考〕
ベアリングの寸法から製品を絞込み、技術計算ツールやCAD図のダウンロードをご利用いただけます。