推奨はめあい

適切なはめあいを選定するためには、9-3項で述べたように、軸受荷重の性質・大きさ、温度、取付け・取外しなどの条件を考慮する必要がある。
しかし、実際にはめあいを決める場合には従来の経験も考慮することが必要である。
メートル系列軸受のはめあいの目安を表9-3に示す。
また、各種形式の軸受における最も一般的な推奨はめあいを次の表に示す。
『表9-4(1) ラジアル軸受(0級, 6X級, 6級)の軸との推奨はめあい』
『表9-4(2) ラジアル軸受(0級、6X級、6級)のハウジングとの推奨はめあい』
『表9-5(1) 精密ミニアチュア・小径玉軸受(d<10mm)の軸との推奨はめあい』
『表9-5(2) 精密ミニアチュア・小径玉軸受(D≦30mm)のハウジングとの推奨はめあい』
『表9-6(1) メートル系列Jシリーズ円すいころ軸受の軸との推奨はめあい』
『表9-6(2) メートル系列Jシリーズ円すいころ軸受のハウジングとの推奨はめあい』
『表9-7(1) インチ系列円すいころ軸受の軸との推奨はめあい』
『表9-7(2) インチ系列円すいころ軸受のハウジングとの推奨はめあい』
『表9-8(1) スラスト軸受(0級、6級)の軸との推奨はめあい』
『表9-8(2) スラスト軸受(0級、6級)のハウジングとの推奨はめあい』

表 9-3 メートル系列軸受1)のはめあいの目安

(1)ラジアル軸受の内径2)に対するはめあい

軸受の等級内輪回転荷重又は方向不定荷重内輪静止荷重
軸の公差域クラス
0級,6X級,6級 r 6 p 6 n 6 m 6 k 6 js 6 h 5 h 6 g 6 f 6
m 5 k 5 js 5 h 5 g 5
5級 - - - m 5 k 4 js 4 h 4 h 5 - -
はめあい しまりばめ 中間ばめ すきまばめ

(2)ラジアル軸受の外径2)に対するはめあい

軸受の等級外輪静止荷重方向不定荷重又は外輪回転荷重
穴の公差域クラス
0級,6X級,6級 G 7 H 7 JS 7 - JS 7 K 7 M 7 N 7 P 7
H 6 JS 6 JS 6 K 6 M 6 N 6
5級 - H 5 JS 5 K 5 - K 5 M 5 - -
はめあい すきまばめ 中間ばめ しまりばめ

(3)スラスト軸受の内径2)に対するはめあい

軸受の等級中心アキシアル荷重
(スラスト軸受全般)
合成荷重(スラスト自動調心ころ軸受の場合)
内輪回転荷重又は方向不定荷重内輪静止荷重
軸の公差域クラス
0級,6級 js 6 h 6 n 6 m 6 k 6 js 6
はめあい 中間ばめ しまりばめ 中間ばめ

(4)スラスト軸受の外径2)に対するはめあい

軸受の等級中心アキシアル荷重
(スラスト軸受全般)
合成荷重(スラスト自動調心ころ軸受の場合)
外輪静止荷重又は方向不定荷重外輪回転荷重
穴の公差域クラス
0級,6級 - H 8 G 7 H 7 JS 7 K 7 M 7
はめあい すきまばめ 中間ばめ

〔注〕
1)JIS B 1512に規定されている軸受。
2)これらの寸法許容差はJIS B 1514-1及び-2による。

表 9-4(1) ラジアル軸受(0級, 6X級, 6級)の軸との推奨はめあい

条件1)玉軸受円筒ころ軸受円すいころ軸受自動調心ころ軸受軸の公差域クラス備考適用例(参考)
軸径(mm)
を超え以下を超え以下を超え以下
円筒穴軸受(0級,6X級,6級)
内輪回転荷重又は方向不定荷重 軽荷重又は変動荷重a_91_001.png - 18 - - - - h 5 精密を要する場合、js 6、k 6、m 6 の代わりにjs 5、k 5、m 5 を用いる。 電気器具
工作機械
ポンプ
送風機
運搬車など
18 100 - 40 - - js 6
100 200 40 140 - - k 6
- - 140 200 - - m 6
普通荷重a_91_002.png - 18 - - - - js 5 単列のアンギュラ玉軸受及び円すいころ軸受の場合、はめあい による内部すきまの変化を考える必要がないので、k 5、m 5の代わりにk 6、m 6を用いることができる。 電動機
タービン
内燃機関
木工機械
など
18 100 - 40 - 40 k 5
100 140 40 100 40 65 m 5
140 200 100 140 65 100 m 6
200 280 140 200 100 140 n 6
- - 200 400 140 280 p 6
- - - - 280 500 r 6
重荷重又は衝撃荷重a_91_003.png - - 50 140 50 100 n 6 普通すきまの軸受より大きい内部すきまの軸受を必要とする。 鉄道車両
の車軸
トラクション
モータなど
- - 140 200 100 140 p 6
- - 200 - 140 200 r 6
内輪静止荷重 内輪が軸上を容易に動く必要がある 全軸径 g 6 精密を要する場合、g 5を用いる。大きな軸受では、容易に移動できるようにf 6でもよい。 静止軸の
車輪など
内輪が軸上を容易に動く必要がない 全軸径 h 6 精密を要する場合、h 5を用いる。 テンション
プーリ
ローブ
シープなど
中心アキシアル荷重のみ 全軸径 js 6 - -
テーパ穴軸受(0 級)(アダプタ付き又は取外しスリーブ付き)
全荷重 全軸径 h 9/IT 5 2) 伝動軸などでは、h10/IT72)としてもよい。

〔注〕
1)軽荷重、普通荷重及び重荷重とは、動等価ラジアル荷重(Pr)が使用する軸受の基本動ラジアル定格荷重(Cr)のそれぞれ5%以下、5%を超え10%以下及び10%を超える荷重をいう。
2)IT5及びIT7は、軸の真円度公差、円筒度公差などの形状誤差が、それぞれIT5、IT7の公差範囲内になければならないことを表わす。IT5、IT7の基本公差の数値は巻末の付表を参照ください。

〔備考〕この表は、鋼製の中実軸に適用する。

表 9-4(2) ラジアル軸受(0級、6X級、6級)のハウジングとの推奨はめあい

条件ハウジング穴の公差域クラス備考適用例
(参考)
ハウジング荷重の種類など1)外輪の2)軸方向移動
一体形又は二つ割り形 外輪静止荷重 すべての種類の荷重 容易に移動できる。 H 7 大形軸受又は外輪とハウジングとの温度差が大きい場合、G7でもよい。 一般の軸受装置、
鉄道車両車軸軸
箱、伝導装置など
軽荷重又は普通荷重 容易に移動できる。 H 8 -
軸と内輪が高温になる。 容易に移動できる。 G 7 大形軸受又は外輪とハウジングとの温度差が大きい場合、F7でもよい。 乾燥シリンダ
など
一体形 軽荷重又は普通荷重で精密回転を要する。 原則として移動できない。 K 6 主に、ころ軸受に適用する。
移動できる。 JS 6 主に、玉軸受に適用する。
静粛な運転を要する。 容易に移動できる。 H 6 -
方向不定荷重 軽荷重又は普通荷重 通常、移動できる。 JS 7 精密を要する場合、JS7、K7の代わりにJS6、K6を用いる。 電動機、ポンプ、
クランク軸の
主軸受など
普通荷重又は重荷重 原則として移動できない。 K 7
大きな衝撃荷重 移動できない。 M7 - トラクションモ
ータなど
外輪回転荷重 軽荷重又は変動荷重 移動できない。 M7 - コンベヤローラ、
索道滑車、テンシ
ョンプーリなど
普通荷重又は重荷重 移動できない。 N7 主に、玉軸受に適用する。 玉軸受を装架し
た車輪ボスなど
薄肉ハウジングで重荷重又は大きな衝撃荷重 移動できない。 P7 主に、ころ軸受に適用する。 ころ軸受を装架
した車輪ボス、
連結棒の大端軸
受など

〔注〕
1)荷重の区分は表9-4(1)の注1)による。
2)非分離形軸受において、外輪が軸方向に移動できるか、できないかの区分を示す。

〔備考〕
1.この表は、鋳鉄製ハウジング又は鋼製ハウジングに適用する。
2.中心アキシアル荷重だけが軸受にかかる場合は、外輪にラジアル方向のすきまを与えるような公差域クラスを選定する。

表 9-5(1) 精密ミニアチュア・小径玉軸受(d<10mm)の軸との推奨はめあい

単位:µm
荷重条件軸受の公差等級平面内平均内径の寸法差Δdmp軸径の寸法許容差軸径の寸法許容差はめあい1)適用例
上限下限上限下限
内輪回転荷重 中・高速
軽荷重
普通荷重
ABMA5P 0 -5.1 +2.5 -2.5 7.6T~2.5L ジャイロロータ
エアクリーナ
電動工具
エンコーダ
JIS 5 級 0 -5 7.5T~2.5L
ABMA7P 0 -5.1 +2.5 -2.5 7.6T~2.5L
JIS 4 級 0 -4 6.5T~2.5L
低速
軽荷重
ABMA5P 0 -5.1 -2.5 -7.5 2.6T ~7.5L ジャイロジンバル
シンクロ計器
サーボモータ
フロッピディスクスピンドル
JIS 5 級 0 -5 2.5T~7.5L
ABMA7P 0 -5.1 -2.5 -7.5 2.6T~7.5L
JIS 4 級 0 -4 1.5T~7.5L
外輪回転荷重 低~高速
軽荷重
ABMA5P 0 -5.1 -2.5 -7.5 2.6T~7.5L ピンチロール
テープガイドローラ
リニアアクチェータ
JIS 5 級 0 -5 2.5T~7.5L
ABMA7P 0 -5.1 -2.5 -7.5 2.6T~7.5L
JIS 4 級 0 -4 1.5T ~7.5L

〔注〕1)記号Tはしめしろを、記号Lはすきまを表わす。

表 9-5(2) 精密ミニアチュア・小径玉軸受(D≦30mm)のハウジングとの推奨はめあい

単位:µm
荷重条件軸受の公差等級平面内平均内径の寸法差Δdmpハウジング穴径の寸法許容差軸径の寸法許容差はめあい1)適用例
上限下限上限下限
内輪回転荷重 中・高速
軽荷重
普通荷重
ABMA 5P 0 -5.1 +5 0 0~10.1L ジャイロロータ
エアクリーナ
電動工具
エンコーダ
ABMA 7P
JIS 5級2) 0 -5 +5 0 0~10 L
0 -6 0~11 L
JIS 4級2) 0 -4 +5 0 0~ 9 L
0 -5 0~10 L
低速
軽荷重
ABMA 5P 0 -5.1 +2.5 -2.5 2.5T~7.6L ジャイロジンバル
シンクロ計器
サーボモータ
フロッピディスクスピンドル
ABMA 7P
JIS 5級2) 0 -5 +2.5 -2.5 2.5T~7.5L
0 -6 2.5T ~8.5L
JIS 4級2) 0 -4 +2.5 -2.5 2.5T~6.5L
0 -5 2.5T~7.5L
外輪回転荷重 低~高速軽荷重 ABMA 5P 0 -5.1 +2.5 -2.5 2.5T~7.6L ピンチロール
テープガイドローラ
ABMA 7P
JIS 5級2) 0 -5 +2.5 -2.5 2.5T~7.5L
0 -6 2.5T~8.5L
JIS 4級2) 0 -4 +2.5 -2.5 2.5T~6.5L
0 -5 2.5T~7.5L

〔注〕
1)記号Tはしめしろを、記号Lはすきまを表わす。
2)JIS 5級及びJIS 4級の軸受外径の寸法許容差及びはめあいの欄の上段は、D≦18mmの場合、下段は18<D≦30mmの場合の値である。

表 9-6(1) メートル系列Jシリーズ円すいころ軸受の軸との推奨はめあい

公差等級:Class PK,Class PNの軸受

荷重条件呼び内径
d
mm
軸の公差域クラス備考
を超え以下
内輪回転荷重 普通荷重 10 120 m 6
120 500 n 6
重荷重
衝撃荷重
高速回転
10 120 n 6 一般に、普通すきまより大きいすきまの軸受を用いる。
120 180 p 6
180 250 r 6
250 500 r 7
外輪回転荷重 衝撃のない普通荷重 80 315 h 6又はg 6
重荷重
衝撃荷重
高速回転
10 120 n 6 一般に、普通すきまより大きいすきまの軸受を用いる。
120 180 p 6
180 250 r 6
250 500 r 7

公差等級:Class PC,Class PBの軸受

荷重条件呼び内径
d
mm
軸の公差域クラス備考
(軸受の公差等級)
を超え以下PCPB
内輪回転荷重 精密工作機械の主軸 10 315 k 5 k 5
315 500 k 5 -
重荷重
衝撃荷重
高速回転
10 18 m 6 m 5 一般に、普通すきまより大きいすきまの軸受を用いる。
18 50 m 5 m 5
50 80 n 5 n 5
80 120 n 5 n 4
120 180 p 4 p 4
180 250 r 4 r 4
250 315 r 5 r 4
315 500 r 5 -
外輪回転荷重 精密工作機械の主軸 10 315 k 5 k 5
315 500 k 5 -

表 9-6(2) メートル系列Jシリーズ円すいころ軸受のハウジングとの推奨はめあい

公差等級:Class PK,Class PNの軸受

荷重条件呼び内径
d
mm
ハウジング穴の公差域クラス備考
を超え以下
内輪回転荷重 自由側又は固定側に使用 18 315 G 7 外輪は軸方向に容易に移動できる。
315 400 F 6
外輪の位置(軸方向)の調整が可能 18 400 J 7 外輪は軸方向に移動できる。
外輪の位置(軸方向)の調整ができない 18 400 P 7 外輪は軸方向に固定される。
外輪回転荷重 外輪の位置(軸方向)の調整ができない 18 120 R 7 外輪は軸方向に固定される。
120 180
180 400

公差等級:Class PC,Class PBの軸受

荷重条件呼び内径
d
mm
ハウジング穴の公差域クラス備考
(軸受の公差等級)
を超え以下PCPB
内輪回転荷重 自由側に使用 18 315 G 5 G 5 外輪は軸方向に容易に移動できる。
315 500 G 5 -
固定側に使用 18 315 H 5 H 4 外輪は軸方向に移動できる。
315 500 H 5 -
外輪の位置(軸方向)の調整が可能 18 120 K 5 K 5 外輪は軸方向に固定される。
120 180 JS 6 JS 6
180 250 JS 6 JS 5
250 315 K 5 JS 5
315 500 K 5 -
外輪の位置(軸方向)の調整ができない 18 315 N 5 M 5 外輪は軸方向に固定される。
315 500 N 5 -
外輪回転荷重 外輪の位置(軸方向)の調整ができない 18 250 N 6 N 5 外輪は軸方向に固定される。
250 315 N 5 N 5
315 500 N 5 -

表 9-7(1) インチ系列円すいころ軸受の軸との推奨はめあい

公差等級:Class 4,Class 2の軸受

荷重条件呼び内径
d
mm(1/25.4)
実測内径の寸法差
Δds , µm
軸径の寸法許容差
µm
備考
を超え以下上限下限上限下限
内輪回転荷重 普通荷重 - 76.2(3.0) +13 0 +38 +25
76.2(3.0) 304.8(12.0) +25 0 +64 +38
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 +127 +76
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 +190 +114
重荷重
衝撃荷重
高速回転
- 76.2(3.0) +13 0 0.0005×d(mm)の平均しめしろを与える値 一般に、普通すきまより大きいすきまの軸受を用いる。
76.2(3.0) 304.8(12.0) +25 0
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0
外輪回転荷重 衝撃のない
普通荷重
- 76.2(3.0) +13 0 +13 0
76.2(3.0) 304.8(12.0) +25 0 +25 0
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 +51 0
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 +76 0
衝撃のない
普通荷重
- 76.2(3.0) +13 0 0 -13 内輪は軸方向に移動できる。
76.2(3.0) 304.8(12.0) +25 0 0 -25
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 0 -51
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 0 -76
重荷重
衝撃荷重
高速回転
- 76.2(3.0) +13 0 0.0005×d(mm)の平均しめしろを与える値 一般に、普通すきまより大きいすきまの軸受を用いる。
76.2(3.0) 304.8(12.0) +25 0
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0

公差等級:Class 3,Class 01)の軸受

荷重条件呼び内径
d
mm(1/25.4)
実測内径の寸法差
Δds , µm
軸径の寸法許容差
µm
備考
を超え以下上限下限上限下限
内輪回転荷重 精密工作機械の主軸 - 76.2(3.0) +13 0 +30 +18
76.2(3.0) 304.8(12.0) +13 0 +30 +18
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 +64 +38
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 +102 +64
重荷重
衝撃荷重
高速回転
- 76.2(3.0) +13 0 0.0005×d(mm)の平均しめしろを与える値 一般に、普通すきまより大きいすきまの軸受を用いる。
76.2(3.0) 304.8(12.0) +13 0
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0
外輪回転荷重 精密工作
機械の主軸
- 76.2(3.0) +13 0 +30 +18
76.2(3.0) 304.8(12.0) +13 0 +30 +18
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 +64 +38
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 +102 +64

〔注〕1)Class 0の軸受はd≦304.8mmの範囲。

表 9-7(2) インチ系列円すいころ軸受のハウジングとの推奨はめあい

公差等級:Class 4,Class 2の軸受

荷重条件呼び外径
D
mm(1/25.4)
実測外径の寸法差
ΔDs , µm
ハウジング穴径の寸法許容差
µm
備考
を超え以下上限下限上限下限
内輪回転荷重 自由側又は固定側に使用 - 76.2(3.0) +25 0 +76 +51 外輪は軸方向に容易に移動できる。
76.2(3.0) 127.0(5.0) +25 0 +76 +51
127.0(5.0) 304.8(12.0) +25 0 +76 +51
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 +152 +102
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 +229 +152
外輪の位置(軸方向)の調整が可能 - 76.2(3.0) +25 0 +25 0 外輪は軸方向に移動できる。
76.2(3.0) 127.0(5.0) +25 0 +25 0
127.0(5.0) 304.8(12.0) +25 0 +51 0
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 +76 +25
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 +127 +51
外輪の位置(軸方向)の調整ができない - 76.2(3.0) +25 0 -13 -38 外輪は軸方向に固定される。
76.2(3.0) 127.0(5.0) +25 0 -25 -51
127.0(5.0) 304.8(12.0) +25 0 -25 -51
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 -25 -76
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 -25 -102
外輪回転荷重 外輪の位置(軸方向)の調整ができない - 76.2(3.0) +25 0 -13 -38 外輪は軸方向に固定される。
76.2(3.0) 127.0(5.0) +25 0 -25 -51
127.0(5.0) 304.8(12.0) +25 0 -25 -51
304.8(12.0) 609.6(24.0) +51 0 -25 -76
609.6(24.0) 914.4(36.0) +76 0 -25 -102

公差等級:Class 3,Class 01)の軸受

荷重条件呼び外径
D
mm(1/25.4)
実測外径の寸法差
ΔDs , µm
ハウジング穴径の寸法許容差
µm
備考
を超え以下上限下限上限下限
内輪回転荷重 自由側に使用 - 152.4(6.0) +13 0 +38 +25 外輪は軸方向に容易に移動できる。
152.4(6.0) 304.8(12.0) +13 0 +38 +25
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 +64 +38
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 +89 +51
固定側に使用 - 152.4(6.0) +13 0 +25 +13 外輪は軸方向に移動できる。
152.4(6.0) 304.8(12.0) +13 0 +25 +13
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 +51 +25
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 +76 +38
外輪の位置(軸方向)の調整が可能 - 152.4(6.0) +13 0 +13 0 外輪は軸方向に固定される。
152.4(6.0) 304.8(12.0) +13 0 +25 0
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 +25 0
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 +28 0
外輪の位置(軸方向)の調整ができない - 152.4(6.0) +13 0 0 -13 外輪は軸方向に固定される。
152.4(6.0) 304.8(12.0) +13 0 0 -25
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 0 -25
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 0 -38
外輪回転荷重 外輪の位置(軸方向)の調整ができない - 152.4(6.0) +13 0 -13 -25 外輪は軸方向に固定される。
152.4(6.0) 304.8(12.0) +13 0 -13 -38
304.8(12.0) 609.6(24.0) +25 0 -13 -38
609.6(24.0) 914.4(36.0) +38 0 -13 -51

〔注〕1)Class 0の軸受はD≦304.8mmの範囲。

表 9-8(1) スラスト軸受(0級、6級)の軸との推奨はめあい

条件軸径 mm軸の公差域クラス備考
を超え以下
中心アキシアル荷重
(スラスト軸受全般)
全軸径 js 6 h 6も用いられる。
合成荷重
(スラスト自動調心ころ軸受)
内輪静止荷重 全軸径 js 6 -
内輪回転荷重又は方向不定荷重 - 200 k 6 k 6、m 6、n 6の代わりに、それぞれjs 6、k 6、m 6も用いられる。
200 400 m 6
400 - n 6

表 9-8(2) スラスト軸受(0級、6級)のハウジングとの推奨はめあい

条件ハウジング穴の公差域クラス備考
中心アキシアル荷重
(スラスト軸受全般)
- ハウジング軌道盤(外輪)にラジアル方向のすきまを与えるように適切な公差域クラスを選定する。
H 8 スラスト玉軸受で精度を要する場合
合成荷重
(スラスト自動調心ころ軸受)
外輪静止荷重 H 7 -
方向不定荷重又は外輪回転荷重 K 7 普通の使用条件の場合
M 7 比較的ラジアル荷重が大きい場合

〔備考〕この表は、鋳鉄製ハウジング又は鋼製ハウジングに適用する。

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