円筒ころ軸受で、内輪・外輪ともに案内つば又はつば輪を持つ形式の軸受は、ラジアル荷重とともにある程度のアキシアル荷重をも負荷することができる。この場合のアキシアル荷重の負荷能力は、ころ端面の状態、案内つばの負荷能力、潤滑の状態、回転速度など各種の条件によって制約される。
特別な用途で大きなアキシアル荷重を受けさせることも可能であるが、一般には、実験と経験とに基づく次式より求めることができる。
表 5-11 荷重の状態による 係数ƒaの値
区分 | ƒa |
---|---|
連続負荷 | 1 |
間欠負荷 | 2 |
瞬間負荷 | 3 |
表 5-12 軸受の直径系列による係数ƒbの値
区分 | ƒb |
---|---|
直径系列 9 | 0.6 |
直径系列 0 | 0.7 |
直径系列 2 | 0.8 |
直径系列 3 | 1.0 |
直径系列 4 | 1.2 |
図 5-13 つばの許容面圧に関する係数ƒpとdmn値との関係
(n:回転速度,min-1)