軸受の内部すきま

軸受の内部すきまとは、内輪・外輪の一方を固定し、他方を動かした場合の移動量をいう。
半径方向に動かした場合をラジアル内部すきまといい、軸方向に動かした場合をアキシアル内部すきまという。(図 10-1
運転中における内部すきま(運転すきま という)の大きさは、転がり疲れ寿命、発熱、騒音、振動などの軸受の性能に影響を及ぼす。

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図 10-1 軸受の内部すきま

軸受の内部すきまの測定に際しては、一般に、安定した測定値を得るため、軸受に規定の測定荷重を加えて測定する。
従って、この測定すきまの値は、測定荷重による弾性変形量の分だけ真のすきまより大きくなる。
ただし、ころ軸受の場合は、この弾性変形量が小さいため無視することができる。
取付け前のすきまは、一般には真のすきまで規定されていることが多い。

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